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免疫力を高める「ごま」!
「ごまの成分」
ごまの主成分は、おそよ50%が脂質。タンパク質が およそ20%。必須アミノ酸をバランス良く含むたんぱく質や不飽和脂肪酸を含む、万能食品です!
他にもビタミンB、食物繊維、カルシウム、鉄分、ビタミンE、など様々な栄養素が含まれています。
1.不飽和脂肪酸
ごまの成分の約半分は脂質(油脂)です。ごまの脂質は不飽和脂肪酸でできています。不飽和脂肪酸には免疫力を高めたり、コレステロール値を下げる作用があります。なので、ごま油は血液のサラサラ化を促す油とも言えます。
2.タンパク質
次に多いのがタンパク質。「畑の肉」と呼ばれる大豆と同様、ごまもアミノ酸を多く含む良質のタンパク食品です。この2種類は補助しあう性質があるので、ごまと大豆を一緒に食べると一層効果的です。
3.沢山のミネラル成分!
カルシウム、マグネシウム、鉄分など、ごまにはミネラル成分がバランスよく含まれています。意識しないとふだんの食事では、なかなか摂れないものばかりです。
沢山の栄養がある「ごま」は、セサミン、セサモリン、セサミノール、セサモールなど微量成分も含有。これらには優れた抗酸化作用があり、コレステロール抑制、動脈硬化・高血圧予防、がん細胞の成長抑制、肝機能増強、アルコール分解促進、老化抑制などの効果があることが分かっています。
4.カルシウムが牛乳の12倍!
白ごま、黒ごま、金ごまなど、3000以上の種類があると言われるごま。
特に、カルシウムは、ごま100g中1,200mgものカルシウムが含まれていて、これは牛乳の12倍ほど含まれています。
ゴマはそのまま食べてはダメ!!
ごまの健康効果を感じる摂取量の目安は1日に大さじ1~2杯(10g~20g程度)。
お浸しや炒め物に混ぜたり、どんな料理にも手軽に合わせやすいのが人気の秘密。
しかし、調理する際にはそのままではなく「すりつぶしてから」使わないと、豊富な栄養はカラダに吸収されません!
ごまの表面はとても固い殻で覆われています。
そのまま食べると粒が小さいこともあり、かみ砕くことが出来ず、ほとんど飲み込んでしまいます。ほとんど噛んで潰すことができないため、 消化できずに排泄されてしまうのです。
消化吸収を高めるには、ゴマを摺ってから食べる!
ゴマを炒めた後に、すり潰すと香りも強調されるので、胡麻和えやお吸い物などで美味しく頂けます。
少しだけ、手間がかかるかもしれませんが、ごまを料理に使用することで確実に美味しくなり、美容と健康にもプラスになります。また香りにより、食欲も刺激してくれますので、お料理するときに是非、使用してみて下さい。
ごまに関する医師会の見解
白ごま、黒ごまという区別は外皮の色分けであり、この他に褐色、 金、茶、紫などがあります。ごまには、外皮の色に関係なく特有の ゴマリグナンという抗酸化物質が含まれています。
ごまの栄養
【不飽和脂肪酸】
血中コレステロールを下げ動脈硬化を防ぎ心疾患、脳卒中などの リスクを下げます。
【ビタミンE】
『老化防止ビタミン』といわれ細胞の生命を若く保ち老化を早める 過酸化脂質ができるのを抑える働きがあります。
【カルシウム】
ごま10g中にカルシウムは120mg含まれています。カルシウムは 骨や歯の形成に大きく関与し更に神経のいらだちを抑え心臓の 鼓動を規則正しく保ち筋肉の収縮をスムーズにするなどの重要な 生理作用を担っています。
【鉄】
脳や身体に酸素を供給しからだ全体の機能を高め病気に対する 抵抗力をつけます。
出典:福山市医師会より抜粋
ビタミンEやセサミン、カルシウム、鉄分、たんぱく質、食物繊維など、栄養価の高さからサプリメントにも広く使われている「ごま」。
「ごま」を食べて、より健康に毎日を過ごしましょう!
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